御本尊 大聖胎子 不動明王

 お不動様の愛称で我々一般にも親しまれている不動明王ですが、この明王は真言密教の教主である大日如来が教えを広めるために変じた姿であり、その具体的な実践者というとても強い性格を持っています。仏法を侵す者に対し怒りをもって対決し、その者の命を絶つともいわれ、火焔の中にあるのは自らが火焔となって、あらゆる煩悩を焼き尽くす凄まじい姿勢を示しており、手に持つ大きな剣は人々の苦しみの原因である煩悩を断ち切るといわれております。

 当山の不動明王は興教大師覚鑁上人の御作と伝えられており、いにしえより胎子不動といわれ、極めて霊験あらたかな仏様です。その凄まじい形相は見る者を畏怖させることから、普段は秘仏として幕が掛けられております。尚この本尊は関東八十八ヶ所霊場の第八十六番の御本尊、更に児玉三十三霊場の第十九番の御本尊に指定されています。


阿弥陀如来像

阿弥陀如来

 宥勝寺が宥荘寺と西光寺に別れていた時代の西光寺の本尊であったと伝えられております。建立年代や作者は不明ですが、脇侍の観音・勢至の両菩薩と共に天文二十四年に現在の場所に祀られたようです。観音・勢至の両菩薩は長年の風化に伴い傷みが激しく、最近修復されました。当阿弥陀如来は彩の国武州十二支霊場の亥年本尊に指定されております。


山門と延命蔵尊
延命地蔵尊

 山門前には、伝染病平癒を願って祀られた北向き延命地蔵尊や六地蔵があり、現在でも息災延命、当病平癒を願う参拝者が絶えません。当地蔵尊は関東百八地蔵尊の第十七番に指定されております。